あかおにないた日曜日


 朝起きたら8時過ぎ。窓の外はきれいに晴れ渡っている。夫が洗濯機をまわしておいてくれたので、洗濯が終わる前に朝ごはん。このあいだ買った桜えびをほかほかのごはんにのっけて、お醤油をちらっとたらして食べる、というのが最近のお気に入り。いくらでもワシワシ食べられる。洗濯物を干して、さっと掃除をして準備して出かける。向かったのは米沢。昨日、夫とひらまのラーメンを食べたいね、と話して久しぶりに行くことにしたのだった。天気がよくて道中も快適。窓を開け放ってドライブをするのはとても気持ちがよかった。ひらまに着いたのは開店直前で、それでも10人近く並んでいてびっくり。開店と同時にお店に入って、しばらく待つ。カウンターに座っていたので、ラーメンが出来上がる様子もしっかり見られておもしろかった。最近麺がやわらかめなことが多かったのだけれど、今日の茹でかげんは絶妙。ごく普通の醤油ラーメンなのに、その「ごく普通」がすごく難しいんだろうな、と思う。ときどきこういうなんでもないラーメンが無性に食べたくなる。おなかがいっぱいで、1人前も食べきれなかった。そのあと伝国の杜に行き、7月に開催される谷川俊太郎さんと谷川賢作さんのイベントのチケットを引き取る。すごく楽しみ。牛やでカバンやお財布を見て、ぷらぷらお散歩。高畠まで戻って、浜田広介記念館に行く。いままでに3、4回行ったことがあるのだけれど、来るのはかなり久しぶり。私は「ないたあかおに」が小さいときからとても好きで、読んでもらっては泣いて、読んでは泣いて、を繰り返していた。浜田広介はやさしい話ばかり書く人で、今でも大好き。高畠名誉町民賞をもらったときの、「黄綬褒章(だか紫綬褒章だか)の話が来たときに、そういう権威が嫌いだから断ったけれど、町民の皆さんの気持ちでもらえる名誉町民賞は喜んでいただきたい」という内容の文章に、なんだかとてもぐっときた。山形に戻り、買い物をしたり図書館に行ったりして帰宅。ジャムマフィンをつくり、オーブンに入れたところで人志松本のすべらない話をやっているのに気づき、そのままテレビの前に座り込んでふたりでげらげら笑う。夜ごはんはカレー。今週のお弁当の準備をして、ちょっと安心。
 最近はシャンプーやリンス、ボディソープや食器用洗剤にハンドソープなど、すべて石けん成分のものを使っている。肌もヴェレダのものを使っている。このあいだ、クリームを切らしてしまったのでドラッグストアで間に合わせの乳液を買い、食器用洗剤も詰め替えを買いに行けずにスーパーで以前使っていたものを買ってみたのだけれど、どっちもとてもクサイ。人工的な匂いが鼻について、くさくてくさくてたまらない。前はこんなものを普通に使ってたんだね、と夫と驚く。もちろん、食器用洗剤もクリームも買い直した。何が普通なのか、知ることは大事だ。