注目集める水曜日


 連休も終わってしまう。
 結局このゴールデンウィークは、近場でうろうろして終わった。それでも、2日はチェンバロバロックヴァイオリンのコンサートに行ったり、おとついは友達の家に泊まりに行ったり、今日はひさしぶりにきものを着たりと、自分の好きなことしかしなかったから楽しかった。楽しい時間はあっという間に過ぎるなあ。
 友達の家に泊まりに行ったりするのはなんだか学生時代みたいで、とにかく笑ってばっかりいた。映画を観たいというので、レッドクリフPartIIを観に行った。期待していたよりもずっとおもしろくて、三国志を読んでみたくなった。そのあと買い物をして友達の家に帰り、ふたりで餃子パーティ。私は薬を飲んでいるのでお酒は飲めなかったけれど、作っては食べ、作っては食べを繰り返して、おなかがぱんぱんになるまで食べた。25時半くらいまでテレビを見たりしながらだらだらしゃべる。高校時代の思い出話やら恋愛話やら、とりとめのない話だけどものすごく盛り上がる。普段は早寝の私も眠くならずにずっと起きていて、友達がびっくりしていた。次の日は8時過ぎに起きて、友達が作ってくれた朝ごはんを食べてからまたうだうだ。お昼前に家を出て、服を見に行ってからカフェに行く。ここでも話し込み、帰ってきたのは16時過ぎ。丸1日以上一緒にいたことになるけど、もうとにかく楽しいの一言。またやろうねー、と言い合って家まで送ってもらった。気のおけない友達はいいな。
 昨日、妹1が高校時代の同級生の結婚式に出席するために訪問着を着ていたのに刺激されて、今日は母に頼んできものを着る。青紫の紬に、赤の矢絣みたいな柄の半幅帯を合わせて、ミナのエッグバッグを持った。本当はうすいピンクの名古屋帯をお太鼓にする予定だったのだけれど、すごくさらさらしている生地で、母曰く締めやすいけどとれやすいかも、ということで、着崩れしてきたら私は直せないので、結局半幅帯を締めることに。ぎゅっと締めると腰が安定するので、腰の痛みもまったく感じなかった。七日町をぷらぷらお散歩して、タリーズでお茶。きものはどうしても注目を集めてしまうみたいで、じろじろ見られたりすることも多いけれど私はぜんぜん気にならない。最後に柏餅を買ったお店で、その店のおばあちゃんに「あやめの季節だから、その色はすごくいいわねえ」と声をかけてもらう。自分で着られるようになりたいなーと言いつづけて早数年、今年こそ着られるようになろうと母にも宣言。今は母プロデュースで着ているので、半襟も足袋も白のことが多いけれど、自分で着るようになったら色付きの半襟と足袋を組み合わせて遊んでみたいなあと思う。3年前に亡くなった祖母はずっときものを着ていたし、おととし亡くなった大叔母の形見分けでもきものをもらってきたそうで、実家には把握しきれないほどきものがある(しつけ糸すらとっていないものもあるのだ)。せっかくたくさんあるのならどんどん着ないとね。
 写真の切手は、実家に置きっぱなしにしていた荷物の中から見つけたもの。なくしたか捨てたかと思っていたので、見つけたときは嬉しかった。かわいくてもったいなくって使えなそう。
 さて、明日からは通常営業。新型インフルエンザ、あんまり広がらないでくれていたらいいのだけれど。