もう春ですか月曜日


 めっきり春めいてきた。庭の雪もだいたい解けて、もうブーツは履かなくてもいいかな。春と認定されてしまうと、もうどんなに寒くてもブーツは履けなくなってしまう(自分ルール)。コートはまだ着ているけれど、もうすこしあたたかくなったら春物の薄手のコートに替えよう。
 月曜日はばたばたする。今日は営業さんたちは急遽8時から会議だったので、私が出社したときはフロアはからっぽ。次から次へと仕事をこなして、気づいたら13時半。あわててお昼休みにする。休憩していても、来客があったり営業さんに質問されたりしているとあんまり休んだ気がしない。ごはんを食べてから仕事に戻り、気づいたら17時半。まだめどがついていないのに終業15分前で、結局20分定時をオーバー。夫に迎えに来てもらって帰宅。
 そのときに動いた気持ちや感情のひだを、ひとつひとつゼラチンでかためておいて、いつでも取り出せたらいいのにな、と思う。嬉しいことも悲しいことも、一律に忘れていく。忘れたいことも、忘れたくないことも忘れてしまう。忘れるのはすこやかなことだけれど、一方でせつなくもあって、それだからこそ覚えていることはきれいなことばかり。当時はそんなことばかりじゃなかったはずなのに、ね。