それでいいのか

宮崎死刑囚の刑執行=連続幼女殺害事件−事件から20年・法務省

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080617-00000038-jij-soci
6月17日10時30分配信 時事通信

 東京と埼玉で女児4人が殺害された「連続幼女誘拐殺人事件」で死刑判決が確定した宮崎勤死刑囚(45)=東京拘置所=ら3人について、法務省は17日、刑を執行した。宮崎死刑囚は事件から約20年、死刑確定から約2年4カ月だった。鳩山邦夫法相下での死刑執行は4月以来4回目、計13人で過去最多。これで未執行確定囚は102人となった。
 鳩山法相は同日、記者会見し、「慎重にも慎重に検討を加え、正義の実現のため、数日前に粛々と執行命令を出した。時期はたまたまで特に考慮していない」と述べた。
 ほかに執行されたのは、東京・品川の風俗店主殺害事件の陸田真志死刑囚(37)と宮城、香川両県で主婦2人を殺害した山崎義雄死刑囚(73)。 

 死刑を執行したことについてどうこう言いたいわけではない。それはまた別の話。
 このニュースが報道された17日、mixiのこのニュースに関する日記のタイトルをざっと見ていたら(mixiではニュースについて日記を書ける)、「死刑廃止に反対する」という内容の日記ばかり。新着の60件くらいをざざっと見ても、ほぼ全部がそうなのだ。おそろしい、と思った。死刑制度の是非は、この際関係ない。あまりにも「死刑にして何が悪い」という意見ばっかりなのに恐怖を覚えてしまったのだ。本来、いろんな考えの人がいていいはず。死刑に賛成する人もいるだろうし、反対の人だっていて当たり前だと思う。でも、私が目にしたのは賛成の意見だった。賛成の意見ばかりだった。あまりにも画一的に過ぎて、それが怖かった。当時を知っているわけではないけれど、戦争に突き進んでいったときの日本のように感じてしまった。そんなに一方的でいいのかな。それでいいのかな。死刑の是非を問うわけではなくて、物事を両面から見られる人間でいたいと思う。