鼻血だらだら月曜日


 もう3月。まだ3月。どっちとも言えるけど、気分的にはもう3月。3月というと、もうすぐ春が来そうな感じ。
 今日は月初の内勤日。ふだんはあんまり人がいない営業所に、1日中人がいるので落ち着かない。精算の伝票をさばくだけでも時間がかかる。そのわりに電話が少なかったのは助かった。今まで会ったことのない人が来て、「お疲れさまです」とは言ったものの誰だろう、と思ったら、声でわかった。声とか話し方とか、意外と覚えてるものなんだな。電話を取ったときの空気で誰だかわかるときもある。私もそう思われたりしてるのかな、と思う。今週の金曜日は内勤者研修で仙台に行くので、そのとき東北の内勤者全員と会える。どんなひとたちなのかな。ちょっと楽しみ。
 土曜日にはキャロットケーキを焼いた。お菓子を自分で作ると、自分の体をよりコントロールしている気になる。ごはんをつくるのはほぼルーチンの毎日のことだけれど、ケーキやクッキーはそう毎日つくるものではないから、よけいに。正しいものを食べたい。でも、うわっつらのきれいごとだけで終わらせたくはない。肉も魚も、もとはちゃんと生きていたもので、そのいのちをもらって私たちが生きているということ。そして、私たちが食べられるようになるまでにいろんな過程があって、そういう一切のことを引き受けてくれている人たちがいるからこそ口にできるということ。そういうことを忘れずにいたいと思う。ku:nelも天然生活も好きだけれど、決してそれだけで終わっちゃいけないんだと思う。裏側の、どろどろしたものからも目をそむけずにいたい。