2008年読了リスト038-041
038。何年か前に読んだことがある。ともかく膨大な原稿の量で、登場人物もたくさんいるために頭がこんがらがりそう。でも、それでもいったん読みはじめたらやめられないほどぐいぐいと引き込まれる本だった、ということだけすごく覚えている。今回もその印象は変わらず、宮部みゆきは本当にたくさんの引き出しを持っている作家だ、とつくづく思う。
- 作者: 宮部みゆき
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 1998/05/01
- メディア: 単行本
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039。『県庁の星』を書いた人だという認識はあるけれど、はじめて読んだ桂望実。何かにつけてぼんやりしていて自分のやりたいこともはっきりしていない主人公が、派遣先が決まるまでのつなぎにと軽い気持ちではじめたキャバクラ嬢の仕事にやりがいを感じるようになり、それをとおして自分のやりたい仕事を見つけていく、というストーリー。とにかく後ろ向きに考えがちな主人公より、なんでもはっきりとものを言うオカマのケイのほうがずっと生き生きとしていた。ほかの本も読んでみようかな。
- 作者: 桂望実
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2006/07/01
- メディア: 単行本
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040。今までの私にとって、芥川賞作家はどうも楽しんで読むことができず、あんまり合わない文学賞だなあと思っているのだけれど(絲山秋子は例外だが)、やっぱりこれもそれほど入り込んで読むことができなかった。薄い本なのですいすい読めてしまうのだけれど、そのぶん頭に残る印象も薄い感じ。自分の思考・嗜好とはどうもあんまり相容れないみたい。
- 作者: 伊藤たかみ
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2006/08/26
- メディア: 単行本
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041。小さいときから本が好きで、絵本や本は親に惜しまず買ってもらった。私には「本買って」と言ってだめと言われた記憶がない。それは本当に親に感謝している。手元に持ってきている絵本はほとんどないけれど、ピーターラビットやうさこちゃん、くまのフランシスなんかは私にとってもとても親しい友達だった。世の中にはたくさんのいい絵本があふれているんだな、としみじみ思う。『サリーのこけももつみ』を読んでみたい。『花さき山』に言及している文章で、「ごつごつした悲しみ」という言い回しがあるのだけれど、これほどぴったりな表現はないと思う。
- 作者: 江國香織
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2000/11/29
- メディア: 文庫
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今日、書店で購入したのはこれ。
- 出版社/メーカー: 地球丸
- 発売日: 2008/02/20
- メディア: 雑誌
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- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2007/10/12
- メディア: 単行本
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小さいときからずっとずっと、いちばん好きな絵本がこれ。何回読んでもいい。涙ぐみそうにすらなる。
- 作者: ガース・ウイリアムズ,まつおかきょうこ
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1965/06/01
- メディア: 大型本
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