2008年読了リスト145-150

 久しぶりに読んだけれど、やっぱり『赤毛のアン』はおもしろい。私は小さいときから好きな本を何回も何回も繰り返して読むのだけれど、今まででいちばん多く読んでいるのはこの本か、もしくは『あしながおじさん』だと思う。アンの突拍子もなさとか想像力とか、ダイアナのお嬢様らしいところとか、ほんとうに好きだったなあ。今読んでも、やっぱりすごく好きな本だ、と思う。

赤毛のアン 赤毛のアン・シリーズ 1 (新潮文庫)

赤毛のアン 赤毛のアン・シリーズ 1 (新潮文庫)

 いつもの瀬尾まいことはちょっと違うなあ、と思った本。主人公がふたりとも男の子だったからかな。関西弁の文章を読むのは苦手だ、と川上未映子の本に挫折して思っていたのだけれど、瀬尾まいこのは大丈夫だった。というより、川上未映子の文章がだめなのかも。
戸村飯店青春100連発

戸村飯店青春100連発

それは私です

それは私です

 『死刑』を読んでから森達也という人に興味があって借りてきたのだけれど、この人の姿勢には賛同できる。森達也のノンフィクションは気持ちがぶれているのが見えて、それが好ましい。ノンフィクションというものの特性としては、主義主張が一貫しているのが本当はいいのかもしれない。けれど、人間なのだからそこにぶれが生じるのは当たり前のことで、森達也のようなディレクターや監督を経験した人でも揺れがあるということが、私には近しく思えるのだと思う。これからこの時代に生きていく上で、想像すること、知ろうとすることをやめてはいけないのだ。
世界はもっと豊かだし、人はもっと優しい

世界はもっと豊かだし、人はもっと優しい

僕たちは池を食べた

僕たちは池を食べた

 以前読んだことはあるのだけれど、また読みたくなって購入。映画も観たい。私はもともと記者職に興味があって、出版社にいたときはこのまま出版でいくのか、それとも記者に応募するか迷ったことがある。あのとき記者になっていたらどうなっていたんだろう、と思うこともある。
クライマーズ・ハイ (文春文庫)

クライマーズ・ハイ (文春文庫)