「ぐるりのこと。」を観た

 月曜日、母と一緒に「ぐるりのこと。」*1を観てきた。リリー・フランキーがそれほど好きじゃないのでどうしようかと思ったのも否めないのだけれど、いいという評判を聞くので行ってみることにした。観て正解。道をはずれちゃったり、進む方向がわからなくなったりしても、一歩ずつ歩いていくしかないんだなあ。「私が死んだら泣く?」と聞く翔子に、「泣いたらいい人なんかなあ」と答えるカナオ。ここのやりとりがいちばん好きだった。この場面をきっかけにして、カナオと翔子はふたりで生きはじめる、というのがすごくよくわかって胸に迫った。リリー・フランキーはやっぱりあんまり好きじゃないけれど、木村多江さんがすごくよかった。しみじみといい映画。脇役もすごく豪華。加瀬くんが一瞬わからなかった。