ふくよかな歌声

 ということで、前からとても楽しみにしていたアン・サリーのライブに行ってきた。今回は3列目。かわいいワンピースを着て左耳のあたりに花をさしたアンさんと、以前よりちょっと痩せたギターの笹子さんと、サッカーのユニフォームを着たトランペットの飯田さん(アンさんのダンナさま)、という組み合わせ。アンさん+笹子さん、は前に見たことがあるからわかるけど、それに飯田さんはどう加わるのかな、と思っていたら予想以上にすごくよかった。前回のライブよりもすごく盛り上がって、笑い声は起きるしゆらゆらと体を揺らして踊っている人もたくさんいたし、ほんとうに楽しかった。今日のライブは「け」と「く」に尽きる(ライブに行った人しかわからないネタだな、これ)。最新のアルバムの「こころうた」から多く曲をやるのかな、と思っていたらそうでもなく、ブラジルナンバーが多いセットリスト。相変わらず指さばきが天才の笹子さんのギターに抑えた飯田さんのトランペットが合わさって、それにアンさんの歌声が乗る。いろんな音色が聴けてすごく楽しかった。ノンストップで1時間以上経って、休憩に入るのずいぶん遅いなあと思っていたら今日は1部形式だったらしく、雰囲気に浸っていたらあっという間に終わってしまった。アンコールで出てきてくれたときには、それまでにも声が聞こえていたアンさんと飯田さんの「娘ちゃん」がステージに登場してしまい、かわいいーと拍手を浴びていた(そのとき話をしていた笹子さんはおいしいところを娘ちゃんに持っていかれて笑っていた)。大好きな「星影の小径」や「Peaceful」、「Haven't we met」、「のびろのびろだいすきな木」も聴けたのがうれしかった。大満足の1時間半。終わるのがとてももったいなかった。また次来てくれるのを楽しみに待っていよう。

こころうた

こころうた