読書

2008年読了リスト046-050

046。角田さんの小説は白いものと黒いものがあって、黒いほうの角田さんはなかなか馴染めないのだけれど、エッセイにはすっと入り込むことができる。当たり前なのだけれど、角田さんも普通の人なんだな、と思う。以前情熱大陸に出たときは、オーラのない人、…

2008年読了リスト042-045

042。1年に何回か、村上春樹を読みたくなる時期が来る。私は小説よりもエッセイのほうが好みだな、と感じているのだけれど、そのなかでもこの1冊はとても好き。村上春樹のエッセイで何が好きって、食べ物の話が多いことと、まったくもう、ぶつぶつ、と言って…

2008年読了リスト038-041

038。何年か前に読んだことがある。ともかく膨大な原稿の量で、登場人物もたくさんいるために頭がこんがらがりそう。でも、それでもいったん読みはじめたらやめられないほどぐいぐいと引き込まれる本だった、ということだけすごく覚えている。今回もその印象…

2008年読了リスト028-037

うん、いいペース。 028。堀井和子さんは5、6年前にいちばん読んでたなあ。出る新刊出る新刊ぜんぶ買い込んで、母と貸し借りしながら読んでいた。今はそれほどの熱意はないとはいえ、やっぱり好きな人ではある。堀井さんなりのルールって、一本すっと芯が通…

2008年読了リスト023-027

借りてきてまだ読んでいない本ばかりたまっていく。 023(再読)。高山なおみさんは料理家としてもエッセイストとしても大好きな人だ。高山さんがいろんな人に会いにいって、ごはんを作ってそれを食べながら話をする、という形態のこの本、私はとても好きだ…

2008年読了リスト019-022

読書のペースが遅いのは、行き帰りのバスの中で寝てしまうから。 019。『犯人に告ぐ』はおもしろかったんだけど、これはあんまり、だったなあ。結局母親は失踪したままだし、父は私の好みではないリアクションばかりするタイプだし、どうしてそうでなくては…

2008年読了リスト013-018

013。今回の直木賞候補作のうちのひとつ。今回の候補作は、なんだかどろどろしたものが多そうな中で、唯一明るい方向へ向いているかな、と感じた本(もっとも、これ以外は全部未読だけれど。ひとえに私の独断と偏見による)。ただ、そのどろどろしていないと…

2008年読了リスト007-012

やっとエンジンがかかってきたかな。 007。自分以外の人が何を読んでいるのかということにすごく興味があるので、やっぱりこういう本は楽しんで読んでしまう。自分の好きな作家が自分の好きな本を読んでいたりするとますます好きになるし、あんまり読まなか…

2007年読了リスト005-006

なんだかあんまり読書のペースが上がらないなあ。 005。宇江佐真理の本は読んだことがないのだけれど、この本はタイトルがおもしろかったからリクエストしてみた(自分のペンネームに引っ掛けた書名なんて、なんだかちょっといいじゃないか)。思っていたよ…

2008年読了リスト002-004

まだまだペースが遅い。 002。絲山秋子さんの書くものは結構好きで、既刊のものはわりと読んでいるほうだと思う(サイトの日記も好きだ)。好きな作家さんが食べ物について書いたエッセイがあると聞くと、それはもう読みたくてたまらなくなる。つくづく私は…

2008年読了リスト001

今年の読了本、まず1冊目。重松清の書くものは底抜けに優しくて、とにかく心がぎゅううううっとなってしまう。私は未だに自分の小学生時代のことをあまり思い出したくはないのだけれど、重松さんの文章を読むと、なんだかほんのすこしだけあの頃のことを許せ…

2007年ベスト本

小説部門、3冊。 言わずと知れた本屋大賞受賞作。おもしろくて、3巻もあるのに数日で読み切ってしまった。運動音痴もいいところの私が、なぜか走ってみたくなった本。一瞬の風になれ 第一部 -イチニツイテ-作者: 佐藤多佳子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2…

2007年読了リスト241-256

感想が間に合わない。 241。タルト・タタンの夢 (創元クライム・クラブ)作者: 近藤史恵出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2007/10メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 47回この商品を含むブログ (114件) を見る 242。クローバー作者: 島本理生出版社/メー…

2007年読了リスト230-240

ひとまず羅列のみ。 230。送り火作者: 重松清出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2003/11/10メディア: 単行本 クリック: 16回この商品を含むブログ (20件) を見る231。大好きな本 川上弘美書評集作者: 川上弘美出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2007/09/07…

2007年読了リスト225-229

225。うーん、これを書いたのが若干15歳にもならなかったときの著者だとは思えない(というか、今でも15歳! という感じ)。なんてみずみずしくて、そして大人っぽい文章を書く子なんだろう。こんなに冷静な、それでいてあたたかみのある文章を書けるのは、…

2007年読了リスト222-224

なんだか読書が進みません。いつもよりかなりのペースダウン。なぜだ。 222。堀江さんの文章はいつ読んでも静かで、それがとても心地いい。感情のままに、はじけるような文章もいいなあとは思うけれど、結局自分が本当に読みたい文章はこういうものなのだ、…

2007年読了リスト218-221

前回の読了本、いつ感想を書くんでしょうかね。 218。田辺あゆみちゃんは、なぜか以前から好きなモデルさんだ。藤代冥砂と結婚していたと知ったときはびっくりしたなあ。『もう、家に帰ろう』は大好きな写真集のひとつだ。あゆみちゃんのゆるい雰囲気がいい…

2007年読了リスト205-217

時間のあるときに追記予定。陰の季節 (文春文庫)作者: 横山秀夫出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2001/10/10メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 133回この商品を含むブログ (126件) を見る顔 FACE作者: 横山秀夫出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2002/10メ…

2007年読了リスト201-204

201。白石さんは何冊か読んだことがあるのだけれど、これは博多弁がなんだか心地よかった。文章で書いてある方言は、どうしてやさしく思えるんだろう。ただ、ストーリーの展開には多少不満。あっちゃんとせいちゃんの生きることに対する姿勢はわかるような気…

2007年読了リスト195-200

相変わらず読む読む読む。 195。ズームーと年上の恋人との間で揺れてばかりいる、30代独身の私(アームー)の話。なんだか設定があまりにも著者自身に似ていて(結婚していないというくだりは別にして)、これは私小説なのか、と思ってしまったほど。まあ、…

2007年読了リスト190-194

190。このあいだ山形でも市長選があった。候補者は3人いたけれど、事実上の信任投票というふがいないもの。投票率もたったの30%ちょっと。私は大学では政治を専攻していたけれど、自分が政治に関する仕事に就こうとか、たとえば立候補しようとか、そういう…

2007年読了リスト187-189

187。妹とべったり生活していた麻子が、自分の足で立っていく様子を描いた本。宮下奈都の書いたものを読むのははじめてだったのだけれど、わりと好感が持てる。私も女ばっかり3姉妹の長女で、麻子と同じ立場にある。私も、今はもうそれを笑って話せるまでに…

2007年読了リスト181-186

181。こういう、職場のマドンナ的な存在の人って、必ずいる。飛び抜けて美人というわけでもなく、それでもなんとなくマドンナ的な扱いをされる人。私はおよそそういう存在にはなれないので、おかしな言い方をするなら、違う人種の人だなあ、と思ってしまうの…

2007年読了リスト172-180

そろそろ読書の秋、といってもいいかしら。 172。久しぶりの絲山さん。途中まで連作ということがわからなかった。今までの絲山さんの作品の中では、『海の仙人』がかなり印象に残っているのだけれど、この『ダーティ・ワーク』もとてもよかった。絲山さん、…

2007年読了リスト164-171

読書の秋の前に読書の夏。 164。宮部みゆきは何回読んでもおもしろい。これも以前読んだことがあるのだけれど、毎回新鮮な驚きをもって読める。ぐぐっと引き込む力が強いのは、やっぱり宮部みゆきならではだなあ。クロスファイア(上) (光文社文庫)作者: 宮部…

2007年読了リスト153-163

そんなわけで、読書がはかどるのなんの。 153。瀬尾まいこの本は、読むとなんだか気持ちが温かくなる。教師という自分の仕事がとても好きで、生徒たちもとても好きで、そのなかでいろいろなことを感じながら生活しているんだろうなあということが透けて見え…

2007年読了リスト141-152

引っ越しでも本は読み続けましたよ。 141。石田千の書くものは、現実なのかそれとも幻想なのか、あわあわとしていてつかみどころがなくてよくわからない。それが不安になるようなものではないのだけれど、読めるときと読めないときがあるなあ。部屋にて作者:…

2007年読了リスト133-140

133。岡尾さんは好きなスタイリストのひとり。これはアフタヌーンティーのサイトでときどき読んではいたけれど、1冊にまとまったものを読むとまた違う感じがする。ちょっとピントが甘いポラも、いかにも岡尾さんらしい。Room talk作者: 岡尾美代子出版社/メ…

2007年読了リスト121-132

121。以前より買い物欲はなくなってきたけれど、それでも自分の好きなものを買う、という行為は大好き。ただそれが、以前と違って、服や小物じゃなくて本やキッチン用品になっているだけの話で。続・今日の買い物。作者: 岡本仁,岡本敬子,マイクミルズ出版社…

読みたい本リスト

これだけ日々いろんな本を読んでいても、まだ読んだことのない、読んでみたい本というのは毎日増えていく。私はそのすべてを覚えきれないので、ルーズリーフに作者と書名だけの簡単な読みたい本リストをつくって手帳に挟み、それを見ながら図書館で検索した…