第九練習

 書いていなかったけれど、第九の練習はすでに始まっていて、先週の練習で4楽章をやっと全部さらった。楽譜を読めば読むほど、歌えば歌うほど、ベートーベンの曲に対する緻密さがよくわかって、きちんと計算して曲を作っているということにほんとうに感動する。たったひとつの主題からいろんなメロディーが作り出されて、とてもきらきらしている。ドッペルフーガのあたりからのたたみかけるような流れがすごい。この曲を歌えることがほんとうにうれしい。ソプラノはかなり高くて、風邪でも引いてしまうと一発で声が出なくなりそうな感じだけれど、歌っていると気持ちがいい。本番まではあと2ヶ月。オーケストラと合わせるとどんなふうに変わっていくのか、今からとても楽しみだ。