着物いただいちゃいました続編

 私の叔母は、意図してではなかったものの、和裁屋さんの家に嫁いだ。そして、当初は思ってもみなかったことであろうけれど、今は夫婦で和裁をやっている。つまり、着物のプロが親戚にいるわけだ。このあいだきょこちんからいただいた着物を叔母に見てもらったところ、梅の小紋はそのまますぐ着られるとのこと。付け下げはとても淡いベビーピンクで、私にはちょっと若すぎたりしないかなーと思っていたけれど、叔母によると、八掛の色を変えれば今の私でも十分似合うよ、とのこと。絞りの道行は、帯につくりかえたらいいんじゃない? と言われたので、八掛の色と一緒に作り直してもらうようにお願いした。それと、小花柄の長襦袢は、素材がウールなのだそう(以前はメリンス、メリヤスと言ったそうだ)。今はウールの長襦袢はほとんどなく、珍しいとのこと。渋めの着物を着て、ちらっと花柄が見えたりするのもいいよーと言われた。なるほどなるほど。
 亡くなった祖母が毎日着物を着ていた人だったし、母も一時期着物ばっかりあつらえていたことがあるので、実家にはやたらと着物がたくさんある。仕立てたまま、しつけ糸をとっていない着物もある。母すら、祖母の着物を把握していないくらい。もうすこしあたたかくなったら、虫干しも兼ねて着物を整理しなくちゃねえと言っているので、そのときには手伝うつもり(そして奪っちゃうつもり)。着物はこうやって何代も何十年も着られるのがいいところ。仙台に行ったら、うっかりながもち屋に寄ってしまいそうだ。早く春になればいいのになー(雪下駄を履いてもすべるのが怖いので、冬は着物着ません)。あああ、着物で会社に行ければ、私すごい衣装もちなのに!(無理です) 着付けを習いたい! もう白の半襟も白足袋も飽きた!*1 自分で好きなものを着たいよう。

*1:母は「着物には白の半襟と白足袋!」と思っているので、私が色つきの足袋がいいなーと言おうものなら「ええええええ、着物には白よ白!」とダメ出しくらいます