チェンバロコンサート

 土曜日にチェンバロのコンサートに行った。小さいときはピアノ至上主義でチェンバロの音がどうも好きになれなかったのだけれど、歳をとるにつれてだんだん好きになってきた。今回のチェンバロは綺麗な絵で装飾されていて、宮城の川崎で作られたものだそう。チェンバロは毎回調律が大変そうだ。曲目は、バッハのパルティータ、クープランのクラブサン*1組曲スカルラッティソナタ。パルティータはいかにもバッハ、という曲。私はクープランスカルラッティの方が好きだったなあ。意外とミスタッチもするものなんだな、とか変なことを思ったり、音色を変えるストップのようなものがあるんだなー、と発見したり。コンサートが終わったあと、近くで楽器をじっくり見た。母が「これでおいくらくらいになるんですか?」と製作者の人に聞いたら、「これだと500万くらいですねー。だんなさんの車に出す値段で楽器が2台買えますよ!」と言っていた。いやいや、買えませんって。

*1:フランス語でチェンバロのこと